こんにちは!KOKURAです!

みなさんは、不妊治療をしている中で、体質改善したいと思ったことはありませんか?
妊活が上手くいかない。そう思ったら検討するのは、自分の体内を良くすることだと思います。
でも、自分の力だけでは難しそう・・・
そう思った時にインターネットで検索して出てくるのは、鍼灸や整体が多いですよね。
私は体質改善したい!と思い両方体験してみたので、レビュー比較していきたいと思います。
・鍼灸に興味はあるけど痛そう
・不妊整体ってどんなことするの?
実際に行う際には自分の体調に考慮し、施術を受ける店舗へご相談ください。

結論:不妊鍼灸・不妊整体を体験して

どちらをしたらいいのか、私の結論を言うと、「どちらが目的(妊活)以外にも効果を実感できるか。」で選ばれるのをオススメします。
実際、女性の妊活で一番効果を実感したい部位は子宮やその周辺です。ただ、どうしても内臓になるので、筋肉と違い変化を感じにくくなります。
変化を感じにくいということは、継続するモチベーションがだんだん下がってきます。1回の料金も高額になるので、自分の目的プラスアルファで体調が良くなればいいと思いませんか?
私は運良く、不妊鍼灸と不妊整体を両方行っている鍼灸整骨院が近所にあったため、最終的にここに通っていました。
ベストなのは不妊鍼灸と不妊整体を同じ施設で行うことですが、どちらか継続する方を選ぶなら鍼灸をおすすめします。
もちろん両方ともメリット・デメリットありますので、それについて解説していきます。
不妊鍼灸について

不妊鍼灸は、主に筋肉の凝りにアプローチすることで、血の巡りを良くするという効果が期待できます。
また、手先や足先まで血が通い、冷え性や肩こりの症状も緩和されます。
体内の血の巡りを良くすることで、子宮内膜が厚くなりフカフカな状態になることで受精卵が着床しやすくなります。
不妊治療でタイミングから高度不妊治療まで、どのステップの治療をしていても、子宮内膜の厚さと卵子の質は非常に重要です。
私が受けた鍼灸院は3箇所になります。
- 西洋医学を用いた鍼治療
- 東洋医学を用いた鍼治療
- 鍼灸両方用いた治療
それぞれ鍼灸院と言われていますが、鍼灸を行う方法が全て異なります。それぞれ解説していきます。
鍼灸院によって方法は異なりますので、一例として御覧ください。
西洋医学を用いた鍼治療
まずこれを受けた感想を言うと、めちゃくちゃ痛いです(泣)
なぜかというと、患部によりますが鍼を3cm~5cmほど刺し、筋肉に直接作用させているからです。針を刺し痛みが走ることを「響く」と言われます。まさにそれです。凝りのポイントに打てたということなのですが、全身がビクッとなるぐらいの痛みを伴います。
施術を受ける流れ
- うつ伏せになり、肩と腰に鍼を刺し20分ほど待つ
- 仰向けになり、子宮周りを温めながら首元のマッサージ
- 首元のマッサージ後、20分ほど子宮を温める
感想
終わったあとは、肩と腰が軽くなっている気がしました。
ただ、痛みが毎回伴い、急激に血の巡りが良くなっているからか、気持ちよかったというより疲れたという印象が強いです。
なぜやめたのか
最終的に12回ほど通いました。1番最初に鍼治療を受けたのが西洋医学を用いた鍼治療だったのですが、痛みを伴うことと、鍼灸院の院長の性格が私には合わなかったからです。
また、引っ越しすることになり遠方になってしまうことと、1回5,500円と高額だったのも一つの理由です。
通院していた不妊治療専門レディースクリニックからの紹介だったので、技術力はあったんだと思いますが、私には合わなかった印象でした。
東洋医学を用いた鍼治療
前に通っていた西洋医学とは違い、症状に合わせて身体にあるツボに鍼を刺すもので、1cmほどしか刺さないので痛みを伴うことはほぼありません。
- うつ伏せになり、両足のくるぶしあたりとふくらはぎに1本ずつ刺し20分待つ
- ①のくるぶしとふくらはぎの鍼を抜き、肩甲骨あたりと脇腹に2本ずつ刺し20分待つ
- ②の肩甲骨あたりと脇腹の鍼を抜き、仰向けになり、両手の手首と左右のこめかみに1本ずつ刺し20分待つ
感想
鍼の痛みは、ほぼありません。ちくっとするくらいでした。
終わったあとは、全身がぽかぽかする感じがしました。冬にも行いましたが、手先や足先に血が巡っている感覚もありました。
生理不順で量も少なかったのですが、この鍼治療を続けていたら量も多くなってきたと思います。
なぜやめたのか
最終的に17回ほど通いました。私は鍼灸院のホームページを見て、「ここに通われていた患者様が○人妊娠されました!」と書かれるほどに妊活を推しており、施術の流れとしてカウンセリングと書かれてあったので、不妊治療についての相談ができるのかと思っていました。
が、最初だけで、施術前に話を持ちかけても丁寧な対応はされず相談できませんでした。鍼を刺して20分待っている間は他の患者さんのところへ行き、不在でした。
また、これは私の体質だとは思いますが、20分横になっていると、眠りが浅いのか金縛りのように身体が硬直してしまったり、寝ているのに目を覚ましている幻覚?があったりと、全くリラックス出来ていませんでした。
効果を感じていただけに続けようかと思ったのですが、私の体質には不向きと思いやめました。
鍼灸両方用いた治療
最終的にここが私には合い、約1年半通いました。子宮周りに直接鍼灸で刺激を与える方法で行う治療でした。
- 仰向けになり、子宮の状態を触診
子宮周りに鍼を数本刺す - こめかみから額にかけて鍼を数本刺す
- 子宮周りの鍼を抜き、お灸を据えていく
- ②の頭部の鍼を抜き、頭部マッサージをする
- うつ伏せになり、腰周りに鍼を数本刺す
- 肩周りに刺しては抜くを細かく繰り返す
感想
先生の経験から、子宮を触診することで元気かどうか、冷えがあるかどうかを判断され、その日の状態に合わせた処置をしてくれました。
施術時間は40分間でした。鍼の痛みはほぼありません。一番良かったと思うのは、先生は私につきっきりだったので、その間に不妊治療について色々相談出来たのが心の支えにもなりました。
また、採卵や胚移植の予定を伝えると、それに合わせて予約の都合をつけてくれました。
ここに通うようになり、初めて着床することが出来ました。結果は化学流産(受精卵が子宮内のどこかにくっついたがはがれ落ちてしまうこと)でしたが、大きな進歩でした。
続けた理由
一番は、先生に不妊治療について相談できたことです。
また、これと同じぐらい重要になっていたのが、身体のメンテナンスでした。
私は上半身の凝りが酷く、首や背中の筋を違えることが多いです。
もし首を痛めた時には先生に相談し、その痛めた箇所も鍼灸治療で対応してくれました。
おかげで一度痛めたら治るまで数週間かかるところを、数日で治ったりもしました。
不妊治療をしながら身体と心のメンテナンスをしてくれているという感じで、私に合う場所でした。
残念ながら引っ越しをすることになり通えなくなりましたが、そうでなければずっと通っていたと思います。
不妊整体について

不妊整体は、上記で「鍼灸両方用いた方法」をしていた整骨院で受けていました。
整体の役割は、マッサージのリラクゼーション効果とは違い、骨格の歪みや関節のズレを正しい位置に戻すことです。
足の股関節を動かしたり、首元を整えたり、腹部を指圧したりと、さまざまな施術を行います。
私は体験してみて、正直鍼灸のような実感を感じることはありませんでした。
ただ、背筋が伸びる感覚や、身体の不調を取り除く感じはありました。
なので、不妊整体だけでなく、これと合わせて不妊鍼灸を受けられることが、体質改善でベストな方法だと感じました。
ただ、価格設定が高めなところが多いです。不妊治療費にお金を残したいと思うので、あまり強くはおすすめできません…。
(私は幸いにも、徒歩圏内に良心的価格なところがあったので通えていました。)
不妊整体をどう選ぶか
不妊整体を行っている場所では、〇〇式や〇〇メソッドなど、その整骨院独自の方法でされていることが多いです。
ホームページをよく確認し、自分が納得のいく内容なのかを判断してください。
私が不妊整体を続けた理由は、運動メニューがあるかどうかでした。
一番の目的は血の巡りを良くして、卵子の質の向上と子宮内膜を厚くすることです。
それには、太ももの筋肉や骨盤周りの筋力をつけて、血管のポンプの働きを良くすることが大切だと思いました。
私が受けたトレーニングメニューは、こちらの記事で詳しく説明していす。
KOKURA 不妊治療のために温活をしたいけど、何から始めればいいの? 「妊活のために温活をしよう!」とよく雑誌やSNSで取り上げられています。 けど、よもぎ蒸しや鍼灸などお金が掛かることも多いです。 しかし、少ない初期投資で温活は[…]
整骨院ではこれにプラスして、太ももを血圧計のように10分間加圧して、血流をコントロールしていました。
筋力アップは、妊活には欠かせないメニューになります。
筋トレをすることで基礎代謝が上がり、血流も良くなりますし、妊娠後の体力にもプラスになります。
注意点としては、胚移植後は腹部へ負担を掛けないようにすることと、ハードな無酸素・有酸素運動は控えるようにしてください。
結論

私は、不妊鍼灸と不妊整体両方を体験して、どちらかと言えば子宮に直接アプローチする不妊鍼灸を継続することをおすすめします。
身体の凝りをほぐすアプローチを施すのは、鍼灸の方が有効だと思うからです。これが私の体質改善に繋がったと思っています。
妊活のために通っていましたが、目的以外の身体の不調も診てもらえたので、お得感がありました。
また、冷え性は改善できたし、内膜も問題なく厚くなり胚移植することができました。
タイミング法や体外受精まで行う際の安心にも繋がりました。
筋トレは自宅でもできるので、自分の身体の歪みが気になるようでしたら、一度不妊整体を受けられてみることをおすすめします。
さいごに

体外受精の場合、採卵を終えていざ移植しようとした際に内膜の厚さが7〜8mm未満だと、移植を延期することになりリセット(生理を起こさせること)となります。
そうなれば、また内膜を厚くさせるまで約1ヶ月かかるのでお金も掛かるしタイムロスになります。
不妊治療をしているうちは、時間との戦いです。
年齢を重ねるごとに妊娠率が低くなっていくのは今や定説なので、早く妊娠するのに越したことはありません。
移植を見送ることで発生するお金や時間を無駄にしないためにも、不妊鍼灸で内膜を厚くして万全な状態で受精卵をお迎えしたいという思いで受けています。
みなさんも悩まれてこの記事を読んでくださったと思うので、一緒に頑張っていきましょう。
